タイトルとはタイトルである(哲学)

 

わたしとグラムハウス、店長の良太朗さんとの出会いは高校2年生のころ。

 


級友であったたっくんに「コピーバンドやってんだけど、ボーカルがいない」というのでバンドに入れてもらった。

そもそも歌うのが好きだったし、人とは違うことがやりたいという気持ちがあった。

 


バンドやってる先輩と仲良くなりたいってのもあったと思う。当時の先輩はみんなすごく大人に見えてかっこよかった。

 


バンドの練習は主に校内の渡り廊下沿いにある小さな小屋で行っていた。

渡り廊下は体育館まで通じていて人通りも多く、練習中人が通るたびにすごく得意な気分になっていた。

 


わたしの入ったバンドはギターのえいじ、ドラムのひろーき、ベースのたっくん、それとわたしの4人組。

バンド名は『.恋♡(どっとこい)』一体だれがつけたんだ。

ほんとうにバンド名がいやだった。

どんなセンスなんだ。あと♡は必要だったのか。場末のキャバクラかなんかなのか。

スメルズライクキャバクラスピリットだったのか。

今でも謎だ、How lowたっくん。

 


東京事変を主にSHAKALABBITSチャットモンチーなどのコピーをしていた。

どんな経緯なのか忘れたけど、「ライブに出よう」ということになって出た。

 


そこらへんからグラムハウスに通うようになってほぼ毎週末グラムハウスに行くようになった。

 


(.恋♡は高校卒業とともに消滅)

 


グラムハウスでたくさんのライブを見た。

その当時のグラムハウスは地下に埋まってて、いかにも『秘密基地』という感じがして好きだった。

ジメジメしていてくさかった。

でもそこがよかった。

打ち上げはいつも床にブルーシートを敷いてその上に長机を出して行っていた。いま考えると少し変だ。だいぶ変だ。

でもそれもよかった。

 


ワインを飲みすぎてそこら中に嘔吐し、グラムハウスの床を血塗れのようにしてしまったこともあった。

 


バカだった。

とにかくバカすぎた。

そのようにして人に迷惑をかけるのはロックンロールじゃない。だめ。だめなんだ。

 


グラムハウスでいろんな人に会った。

大きな影響を受けたり、ときには落ち込んだりした。わたしはとにかく踊りまくった。ミラーボールの素晴らしさに気づいた。

世界で1番かっこいいライブが観られる場所。

地下からの移転が決まったときはほんとうに寂しかった。

 


そこからパチンコ跡地のでっかい建物に移り、今は伊那市駅近くに店を移した。

グラムハウスは今でも最高にクールな場所だよ。

 

 

思い出したら書ききれないほど色々あるし、もう疲れたのでここらでやめます。洗濯物畳まなきゃ。

 


そんなグラムハウスで久しぶりに歌うので、近くの人もそうじゃない人もぜひお越しください。

共演のバンドもみんなグラムハウスで出会ったかっこいい人たちです。きっとしびれちゃうよ。

 

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人生はいつだって花ざかり