引きあう力

 

ごきげんよう

流血しました、かとうです。

 

引っ越し準備のため、片付けをしていた時のこと。

わたしは欄間に釘で打ちつけてあったレコードのジャケットを取るために釘を抜いていた。ニッパーで。

SHOW-YAのジャケットに刺さった釘が経年によるサビや汚れのせいなのか、なかなか取れなかった。

「ふんぐ!ふんぐ!」言いながら必死になって釘と格闘していた。

そして、『プッ』と取れたと同時にそれまで込めていた力によってかとうはぶっ飛んだ。

SHOW-YAもぶっ飛んだ。

バクトゥザファイヤである。

 

一瞬視界が真っ白になって天国の入り口を見たと思う。あれはたぶん天国の入り口だった。

「ハッ!」と気がついてみると頭がすごく痛い。

どうやら棚かなにかの角に強打したようで、右後頭部がひどく痛んだ。

 

何が起きたのか数秒理解できず、ぼーっとしていたとき『ツーーーー』っと首元を温かいものが通る。

うにょ!!!!と思って首元に手をやると血だ。

「初めて頭から出血しちゃったよ」と呑気に考えるのと同時に「明日ライブできなかったらどうしよう」という不安が押し寄せた。

 

とりあえず病院に連絡。

病院に連絡すると「とりあえず診てみましょう」ということで母に連絡して病院まで送ってもらう。

 

なんでこういう時って大袈裟にして心配して欲しくなるんだろうね。行きの車で「すごい!すごい血が!出た!痛いいい痛いいいい(実際まじで痛い)」と報告。母「おーん」。

母はクールである。

でもわざわざ仕事抜けて駆けつけてくれた。

やっぱり優しいである。

 

病院に着いて診察。

 

お医者さん「視界とかぼやけたり、変な感じしない?」

かとう「はいぃ」

お医者さん「頭、ぼわーんとするというか、いつもと違うかんじしない?」

かとう「だいじょぶです…(たぶん)」

お医者さん「ちょっとぶつけたとこ診てみるね……ああ〜これガッチャン(たぶんホチキスみたいなやつ)しようもないくらい小さいね、でもたくさん血でたんだねぇ、キズね、2ミリくらいしかないよ」

かとう「(ガッチャンしなくていいんだ〜よかった〜)ほお、えっ、2ミリ!?」

お医者さん「うん、ていうかね、小さすぎてどうしようもないね」

「だいたいね、頭打って様子おかしい人ってもう周りの人間からもわかる。普段と何か違うって?お母さんは何か言ってた?」

かとう「いつもおかしいって言われるのでたぶん大丈夫です」

一同「(笑)」

 

ということがあった。

 

明日の歌にも影響なさそうだ。

2日くらいは安静にしろとは言われたけど、弾き語りだし大丈夫だ。

 

〜勉強になったこと〜

・高いところで作業するときは周りを片付けてから。

・釘は釘抜きで抜こう。

・お医者さんはホッチキスみたいなアレのことを『ガッチャン』って呼ぶ。

 

まあ、こんなブログ書けるくらいだからげんきだ。

 

(ほんとは、ちょっとだけ頭に包帯したかった。メロンみたいなやつとかしたかった。)

まあ無事でよかった。

 

以上です。

ありがとうございました。